彼は再びその家に帰らず、 彼の所も、もはや彼を認めない。
もしその所から取り除かれれば、 その所は彼を拒んで言うであろう、 『わたしはあなたを見たことがない』と。
風がその上を過ぎると、うせて跡なく、 その場所にきいても、もはやそれを知らない。
彼を見た目はかさねて彼を見ることがなく、 彼のいた所も再び彼を見ることがなかろう。
それは彼に向かって手を鳴らし、 あざけり笑って、その所から出て行かせる。
東風が彼を揚げると、彼は去り、 彼をその所から吹き払う。
彼はおのれの糞のように、とこしえに滅び、 彼を見た者は言うであろう、『彼はどこにおるか』と。
悪しき者はただしばらくで、うせ去る。 あなたは彼の所をつぶさに尋ねても彼はいない。
しかし今は死んだので、わたしはどうして断食しなければならないでしょうか。わたしは再び彼をかえらせることができますか。わたしは彼の所に行くでしょうが、彼はわたしの所に帰ってこないでしょう」。
